合併に関するお知らせ


 6月18日に行われた市議会議員全員協議会で、先の牛久市合併懇話会から出された「合併は進めるべき」「相手は阿見町」との報告を受け、市議会議員選挙後初の議会からの合併に関しての意見を聞きました。意見などの要旨は以下のとおりです。

議員

 今回会議録を作るため録音するということであるが、今まで全員協議会は会議録を作ってこなかった。なぜ今回会議録を作るのか、目的と理由を聞きたい。市長の任期は、残り3カ月である。その任期以前に合併の話をしてどうするのか。市長再選後でよいのではないか。

市長

 議員の意見として受け止めておきます。

担当

 合併に関して、市民懇談会、合併懇話会などすべて記録を取り、合併に関して判断する際の資料としています。この協議会の会議録についても、記録を取り、今後の貴重な判断材料としたいということです。 

議員

 全員協議会は、決をとる場でも議事録を取る場でもない。それならば、ほかの方法を取るべきである。法的にも正しくない。また、今の話だと市長が合併について今後どうするのかを聞くのではなく、合併企画室が聞きたいととれる。その点どうなのか。

市長

 議論になると、合併そのものよりほかの問題の意見になる。合併にどう取り組んだらいいのか、どのようにしたらいいのかを皆さんにご意見を賜りたいということで理解願いたい。

担当

 意見を聞くということであるので法的な手続きを経ないで意見を聞くことがあってもよいのかなと考える。

議員

 在任期間が残り3カ月となったときに、全員協議会でこのような意見を聞くというのはいかがなものか。

市長

 任期などの問題となっているが、現時点で市長として皆さんの意見を聞いている。これまでの意見としては「合併は推進すべき、相手は阿見町」となっているが、改選された後の議員の皆さんの意見を聞かないのはいかがなものかと考え、意見を聞きたいと願っている。

議員

 新任の議員さんの意見を聞きたいということはよろしいが、市長の改選により人が代わった場合を考えると、議事録を取ってそれをその際の議員の意見とすることは問題がある。議事録は必要ない。

議員

 全員協議会は秘密裏に行うものではないので、記録をとることは賛成である。今日の全員協議会は、市長から阿見町との合併について議員の意見を聞きたいというような何らかの表明があるのかと思ったが、そうではなく、漠然と合併について意見を聞きたいということで、新人としては困惑する。

市長

 難しい問題があります。聞く場面を作らないことにより、独裁と主張する方が出る。聞こうとするとこのようになる。私は今まで独断と偏見で物事を決めてきていない。皆さん方の意見を聞いて実行してきた。今後もそのように行おうと考えている。「阿見と合併したらどうだ」とか「合併はしなくて単独でもいけるのではないか」など意見を聞くことによって決断をする。

議員

 今までかなりの議論が尽くされて、議会でも取り上げられてきているので、ここで漠然と合併について聞きたいと言われてもどう答えてよいのかと戸惑う。ただ、新人議員さんに聞きたいということであれば理解できる。

市長

 先ほどのあいさつで言葉足らずであったことを認めるが、その後の議員さんの意見あるいは新人議員さんに対する配慮をいたしましてこの場を設けた次第です。

議員

 議会およびそのほかいろいろな機会において議論は尽くされてきて、結果も出ていると考えます。新人議員さんに対する考えは了解しました。

市長

 議員さんのきちんと議論されてきているという認識は理解いたしました。私の今までのやり方ですが、例えば清掃工場については、まずいいのか悪いのかを議論して条件などが出た段階で場所を決めて実行していくという方法をとりました。最初から場所を勝手に決めて整備していくという方法はとらなかった。今後も難しい問題については、このような考えを根底に持って物事を進めていく考えである。

議員

 会議の記録については、前もって知らせていただければこのようなことはなかったと思う。合併についてといっても漠然としていて分からないので、口頭でもよいので説明がほしかった。市長がよく言う「市民が主役で合併が決まる」ということからすると、市長選挙いかんにかかわらず、任期中合併の手続きを積み重ねることは必要である。合併の特例の期限を見た場合、今後このようなことを決めなくてはいけないので、そのことについて考えてくれといった具体的なコメントをお願いしたい。

市長

 議員の皆さんの理解が進んでいるとの判断があり、このようになったが、私どもの落ち度があったのかもしれない。ただ、決断を出せないもどかしさもあるが、いかに皆さんと合意形成をして進めるかといったことが非常に大事と考えている。私自身の街づくりの案はあるが、今後の協議においてそれにギャップが生じることは大変な障害が生じると考えている。しかし、今までの話を伺っていると「合併を一生懸命やれよ」というように受け止めさせていただきたいと思う。

議員

 録音については、事前に総務課から了承願いたいとの話があった。時間の関係で伝達できなかったが、了解願いたい。今までの特別委員会などから、合併は進めるべきとの結論が出ている。今後は市長自身がどのように決めていくかとの段階にきている。合併は進めるべきと考えている。

議員

 今回の会議は、技術的に問題があったかもしれないが、新旧問わず全員の議員が意見を分かち合うのは非常に大切と考えている。市長は、もう一度、議会の方向性を確かめたいと考えているのかなと感じた。市民の立場に立つことは重要で、今後もそのように進んでいってもらい、議員としても共に歩んでいきたいと考えている。

議員

 私は、最終的には合併は進めるべきと考えている。ただ、どことするか、いつするかについて異論がある。しかし、今後も情報を公開して、住民投票を行い、議会においてそれを受け止め、結論を出すべきと考える。

市長

 情報公開についてはそのように考えている。今日の会議録についても公開したいと考えている。事務上の連絡ミスについてはおわびする。合併については、きちんと考え方を述べる時期が来る。その考えがきちんとしたものであれば、だれが市長であっても同じことになるであろうと思う。市民に対する顧客志向であるなら同じになると考える。何回も意見を聞くことになっているが、極めて重要な問題ということで行っていることなのでご理解願いたい。長時間ありがとうございました。
 市としては、さまざまな意見を聞き、集約し、具体的な協議を進めていくべきか否かを、時期を見極めながら探っていきたいと考えています。

問い合わせ 市合併企画室 電話029-873-2111内線3201