市の財政状況をお知らせします


 平成15年度の事業と予算について、これまでお知らせしてきましたが、今回は市民一人当たりの予算の使われ方(税金の使い道)を県内22市平均と比較しました。
 市の平成13年度普通会計歳出決算額は200億3376万6千円。市民一人当たりの歳出額は約26万8千円となっています。今回は、平成13年度普通会計歳出決算を性質別に分類しました。
 なお、平成14年度決算については、確定次第お知らせします。

 牛久市の市民一人当たりの歳出額は、約26万8千円。県内22市平均歳出額(以下平均額)と比べると、約4万8千8百円(約15.4%)低くなっています。
 人件費については、市民千人当たりの職員数が6.5人と県内で最も少なくなっている(22市平均は8.7人)ことにより、平均額よりも約1万3千6百円低くなっています。
 物件費については、クリーンセンターや市民センターなど市民生活にかかわりの深い公共施設の維持管理費が主なものです。
 扶助費については、平均額を大きく下回っていますが、対象とされる若年者および高齢者の人数が22市平均よりも少なくなっているためと思われます。
 今後も投資的経費や維持補修費などを極力抑え、行政経費の節減合理化、財政の適正な配分を推進し、財政の健全化を図っていきます。

市民一人当たりの歳出額(平成13年度)

性質別区分 牛久市 県内22市平均
歳出額(円)  構成比(%) 歳出額(円) 構成比(%)
人件費 54,613 20.3 68,245 21.5
扶助費 16,261 6.1 28,326 8.9
公債費 31,813 11.9 38,573 12.2
物件費 50,915 19.0 41,593 13.1
維持補修費    4,546 1.7 3,614 1.1
補助費等     26,705 10.0 30,251 9.6
積立金 5,593 2.1 5,030 1.6
投資および出資金 65  0.0 956 0.3
貸付金     1,243 0.5 4,408 1.4
繰出金  20,127 7.5 30,348 9.6
投資的経費   56,251 20.9 65,543 20.7
その他       61 0.0
合 計     268,132 100.0 316,948 100.0
人口は平成14年3月末現在の数字で算出。県内22市とは、牛久市を含めた平成15年3月現在の市です。(守谷市は、守谷町当時の決算額)

【性質別区分の説明】

人件費

職員(特別職、一般職など)に対し、報酬などとして支払われる経費で、職員の給与、市議会議員の報酬、各種委員の報酬などがあります。

扶助費

生活保護法、児童福祉法、老人福祉法などに基づき支給される費用および物品の提供に要する経費で、生活扶助費、児童手当、難病患者福祉金、療養給付金などがあります。

公債費

市が借り入れた地方債(借金)の返済金です。

物件費

市が支出する消費的性質の経費をいい、賃金、公共施設管理費、電算業務委託料などがあります。

維持補修費

市が管理する公共施設を保全し、維持するための経費で、公共施設や道路の補修費です。

補助費等

各種団体に対する補助金などが含まれ、一部事務組合である稲敷地方広域市町村圏事務組合や牛久市・阿見町斎場組合に対する負担金などがあります。

積立金

特定の目的のため資金を積み立てるために設けられた基金などへの積立金および利子です。

投資および出資金

市が投資、出資をする場合の経費で、県信用保証協会預託金などがあります。

貸付金

市民の福祉増進などを図るための貸付金をいい、高齢者住宅整備資金などがあります。

繰出金

一般会計から特別会計へ支出する経費です。

投資的経費

主に道路や公共施設などを整備するために支出される経費で、牛久駅西口北街なか再生型土地区画整理事業、神谷小学校進入路整備、クリーンセンター進入路整備などがあります。

問い合わせ 市経営企画課 電話029-873-2111内線1113