牛久市の行政改革


市役所は市内最大のサービス産業です

 市では、現在、第3次牛久市行政改革大綱(平成14年4月策定、平成15年5月一部改訂)に基づき、毎年その年度の実施計画を具体的に定め、実行しています。
 「市役所は市内最大のサービス産業である」という認識のもと、よりよいサービスを市民の皆さんに提供するために、どれだけのコストでどれだけの効果があるのかを十二分に考えながら、ムリ・ムダ・ムラのない効率的な行政運営を図り、前例にとらわれない行政内部のさまざまな改革を行っています。
 今回は、平成14年度の主な成果と、平成15年度の主な取り組みをお知らせします。

【平成14年度の主な成果】

◆ISO14001規格による環境マネジメントシステムの継続的な改善運用、「うしくエコ・オフィス行動計画」の推進

 環境マネジメントシステムの継続的な改善および運用により、職員の意識改革を行い、環境に配慮した事業活動の推進に努めています。また、環境に対する負荷を低減するため、「うしくエコ・オフィス行動計画」を推進し、職員一人ひとりが自分のできる範囲で環境に対して、やさしく配慮する行動を心掛けています。
(実績)
●市施設でのエネルギー使用量  平成11年度比 90.1%
●用紙類などの使用量  平成11年度比 76.9%
●ごみ排出量  平成11年度比 70.9%
●二酸化炭素総排出量 6,714,017.3kg  平成11年度基準比 92.9%

◆行政評価システムの確立と継続的な運用

 「あたたかみのあるまち」実現のため七つの基本理念のもと、目的志向により、37政策、169施策、658事務事業を体系化し、その成果を顧客(市民)視点によって指標化しています。
 また、事業立案時に企業会計的手法に基づき、コスト計算をし、事業の取捨選択および費用対効果を分析しています。(図1・体系上の階層参照)

◆総合窓口の実施

 総合窓口課による、ワンストップサービス体制の充実を図り、窓口サービスの利便性の向上に努めています。
(実績) 諸証明発行など211 業務132712件

◆定員の適正化

 平成17年度を最終目標年度として、定員の適正かつ計画的な採用を行います。平成13年度総職員数500人に対して、一般行政並びに教育部門、および公営企業部門において、併せて約3%の削減を行います。
(実績)  平成14年4月1日現在485人

◆「牛久市男女共同参画推進基本計画」の策定

 市では、男女が共に手を携えて健全なコミュニティをつくり、社会活動に積極的に参加していくため、平成15年2月に男女共同参画推進基本計画を策定し、地域社会に男女共同参画を推進しています。

◆地域イントラネットの構築

 学校を含んだ市内主要公共施設を結ぶ、牛久市地域イントラネットを構築し、高速なインターネット利用が可能となっています。
(実績) 公共施設に住民用端末設置…9台、市内全小中学校に高速インターネット・ネットワーク構築および端末設置…204台

◆市民満足度調査の実施

 市の行政サービスについて、市民がどのように感じているかをとらえることにより、今後の行政サービス改善の基礎資料とすることを目的として、平成15年2月に市民3000人を対象にアンケート調査を実施しました。
(実績) 回収率42.6% (1279人/3000人)

【平成15年度の主な取り組み】

(継続)

◆ISO14001規格による環境マネジメントシステムの継続的な改善運用、「うしくエコ・オフィス行動計画」の推進
◆行政評価システムの確立と継続的な運用
◆総合窓口の実施
◆定員の適正化

(新規)

◆図書館NPO活動の育成

 平成15年度から、市民との協働による図書館運営をスタートし、市中央図書館とエスカード分館の開館時間延長および開館日数増を図ります。

◆社会福祉協議会などの見直し

 平成15年度から、社会福祉協議会は、高齢者福祉事業団と統合し、事務効率および経費節減に努めます。

◆消費生活相談業務の実施

 消費生活センターを開設し、消費生活に関する専門相談員による、商品購入などに関する相談を行います。(右写真)

◆市民満足度事後調査の実施

 平成14年度の市民満足度調査の結果において、市民が重要と考えながら満足度の低い政策分野を対象として、低満足度の原因および対処方法を探るため、事後調査を実施します。
問い合わせ 市経営企画課 電話029-873-2111内線1111・1112