シリーズ・地球温暖化防止に向けて 3


省資源・省エネルギ−

家庭内での省エネルギー行動

 使っていない家電製品のスイッチを切る、節水に努める、通勤を自家用車からバスに切り替えるなどの家庭における省エネルギー行動は、一般的に省資源の意味で行われています。  
 しかし、このような行動は資源の有効利用になると同時に、二酸化炭素などの環境負荷を低減する行動です。家庭における省エネルギー行動は、資源、経済的負担の節約と同時に、環境負荷の低減を図ることになります。

水を大切に使いましょう

 河川から水をくみ上げ、浄水場できれいな水にし、各家庭の蛇口まで届けるといった上水道に投入されるエネルギーは、そのほとんどが電力です。つまり、節水は水資源の節約と同時に、給水に要する電力を節約することになり、電力使用に伴う二酸化炭素排出量を削減することになります。

待機電力を減らしましょう

 待機電力とは、家庭電器を使用していない待機時に消費される電力です。エネルギー利用電器の待機電力消費を示しています。ビデオデッキなど製品によっては、稼動時の50%以上のエネルギーを待機電力として消費しているものもあります。使用してない時は主電源を切るなど、待機電力を減らすことは、二酸化炭素排出量の削減につながります。

待機時における消費電力の例(平成9年度)

100%は作動時の最大電力を示す
〈東京電力(株)DSM推進センター資料より〉

○野菜も省エネルギー型を選びましょう

 野菜は、年間を通して安定供給を求める消費者のニーズから、例えば夏や秋を旬とする農産物を冬や春に収穫するために、温室で栽培する方法があります。その一つの方法である石油などを用いて加温するハウス栽培は、露地栽培と比較して多くのエネルギーを消費し、二酸化炭素の排出量を増加させることにつながります。
 また、一般的に物資の輸送距離が長くなれば、運搬に伴うエネルギー消費により発生する環境負荷も増加します。このことは、すべての商品について当てはまりますが、農産物も同様です。輸送距離が短い地場産の農産物を選んで購入することは、環境負荷の低減につながります。

問い合わせ 市環境衛生課@873-2111内線1562